TAKEHIRO TEZUKA

仰げ昇り、うつむき昇れ。

Look up and rise. And rise again when droop down.


私が花に抱くイメージは「人の一生」だ。何も無い地表から芽が出て、背丈が伸び、つぼみが開花し、次第に枯れて土に還る。花をモチーフに描いていると、しばしばその花を私の一生のように捉え、私自身が死を迎える際、どう迎えたら良いか思い耽る。花は綺麗なものとはあまり思えない。時にひどく人のようにどろどろと淀み、恐ろしいもののように感じる。それと美しさが秤の上で揺れ動いている。