冥界下り

一度は済んだ冥界下りをもう一度。以前と違うところは、だらりと垂れた両腕を持ち上げて、ファイティング•ポーズを保っているところだろう。朝、昼、夕、晩一日中。予期せずそれらは現れる。
しかしすでに一度は見た光景。ただ平然と水が流れていくのを見送るだけでいいのだから、怖がることは何もない。

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