TAKEHIRO TEZUKA

凹凸を超えて



今取り掛かっている油絵を始めて3ヶ月程経つ。大きさはF60でそれほど大きくない。時間を掛け過ぎていると思うが、今年は2013年のテイクツーであるのだから、今はそれが必要なのだろう。キャンバスに向き合い、しばし記憶と現在の揺蕩う時の中に身を投げ込む。

時は一種の泥のようだ。そこから拾い上げた泥粘土でイメージを作っては壊し、そこからまた新たに作る。イメージの構築、崩壊、再構築の繰り返しで画面の絵の具は積層し、だいぶ凹凸が激しくなった。

この凹凸を超えていこう。